38歳 整理収納アドバイザー 杉本 美咲様
おいらく取材ノート 専門家にきく「片付け編1-3」の続きです
そこで断る勇気を持ってもらう必要がありますね
断らずにもらって帰ってしまう私にも言えることです(反省)
じゃあ・・・断らずにもらって帰ってきたら、どうなるのか? また物が増えてしまうことの繰り返しになりますよね
つまり「物が増えてしまうことに気づくこと」が大事なんですよ 今ある物と本人がどうのように向き合ってきたかで、その人の心理状態もだんだんわかってきます
ポイントは「何故どうしてこれをもらってきたのか?」であって、そのルーツから根本的に考えさせる「心理療法」が片付けをリバウンドさせないことにもなるのです
「人からどう思われるのか?気になって嫌われるのが嫌だからもらってきてしまう」しかし「本当にその友人はその人が貰わなかったことで、あなたを恨むのか?嫌いになるのか?」なんです「あげるわ」と言われた時に「一瞬どう考えるか?思うか?」なんです
反対に自分がもし人にあげる側だったとしたら、どう思いますか?その人が貰わなかったことで嫌いになるのでしょうか?おそらく「そんなことで嫌いにはならない」・・・となるでしょう
相手に対して変な気遣いは必要ではないことを教えてあげることも「気づかせる」ために大事なことだと思っています いらない思えば「正直に断っても良い」と思わせることが大事なのです
世の中には様々な理由で片付けられない人がいます
「不器用で片付けられない人」「忙しいから片付けられない人」「精神疾患で片付けられない人」「とにかく早く片付けてスッキリしたい人」
「勝手に物を捨ててくれ」と言われても、その人の心を捨ててくれと言われている様に聞こえてしまいます 一気に片付けてもその瞬間だけスッキリするかもしれません 自分と向き合わずに片付けを優先してしまうと、一生片付けられないままだと思います
むしろ、片付けられない自分を楽しんでいる人だっているかもしれない 苦痛を味わうとか、ゴミの中にいることで精神面が落ち着く人だっています
その人が、このままではいけないと思わない限り、ゴミの中で生活をしている人がそれで精神面が落ち着いているのであれば、私はそれを尊重するしかないと思っています
人によっては「どこまで片付けたいのか」も違ってきますよね
人によってキャパシティ(許容範囲)が違うのと同じで、物を100個管理できる人もいれば、10個で限界の人もいると思います まずは相手のキャパシティを知ることが重要になります
私自身も実はキャパは少ない方だと思っています 何故なら物は整理整頓できますが、整理しておきながら物の片付け先を忘れてしまう事も良くありますから 家で綺麗に片付けたとしても、あれ?あれ何処に片付けたかな?となるわけで、物の管理がどれだけできるかどうかが重要なのです
それって片付けていないお宅の場合でも言えますか?
言えますね 人から見たら全く片付けていない状態でも、本人にとっては「何が何処にあるかがわかっている」そんな人いますよね
その場合、本人にとって物の管理ができているということになります 例え足の踏み場もない状態だったとしても「片付ける必要はない」ということになりますね
「物の把握ができていない」=「その方のキャパオーバーである」 そこを基本に考えて、今より物を減らした方が良いというアドバイスができるのだと考えられます
- ご本人が自身の管理量を知ること
- 自分はこれだけしか把握できないことが分かっていること
この2点を知ることで、本人の物の量が決まってくるのです
どこまでが終わりで、ここで終了ということにはならないという事でしょうか?
ないです 生活スタイルって日々進化してきますよね 独身の時の生活スタイルから結婚、出産、育児、・・・子供が自立して夫婦二人暮らしになって、高齢者になっていきますよね 生きていく中で色々な生活スタイルは日々進化しています
その度に家の中って自分なりに片付けを更新していかないと、使いやすさは持続できない 一回片付けたら終わりではないからです
ところが、片付けを依頼してくるお客様の殆どが「ゴールを目指してくる」方が多い
せっかく私が必死に片付けても、しばらくして散らかってくると「あの人に頼んだのが間違いだった」とか、また散らかってしまった」と言う人がいます
生活に合わせて片付けも進化(アップデート)していかないといけないのに、本人が片付けに対する基本を持たないままだと、リバウンドは避けられません
おいらく取材ノート 専門家にきく「片付け編1-5」最終話へ続く
老後を前向きに生きるためのヒントは、皆さんのこれまで生きてきたそれぞれの人生経験の中にあると思っています 人生経験豊富な年代の方から若い世代まで、それぞれの考え方や経験を聞くことはとても貴重であり、これからどう生きるべきかを学ぶ参考書になり得ると思っています
「体験者にきく」は、年齢問わずご自身の経験や将来の「おいらく(老いを楽しむ)」について語って頂いた内容をご紹介しています 又「専門家にきく」では、様々な現場で活躍されているプロの方にfandeenaが取材した内容をご紹介しています
同じ悩みを抱えている方、世代によって様々な考えや意見もあるでしょう 読者の皆様にとってこれからの人生についての参考になれば幸いです 読者の皆様、そして専門家の皆様、取材に快く協力して頂き感謝します この場をかりて厚くお礼を申し上げます
尚、取材した内容の最終確認 及び「氏名」「社名」「写真」などの公表に関してまして、全てご本人の了解を得た上で掲載しています

