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【高い割には使えない】体験投稿

このコーナーは、皆さんから頂いた「おいらく体験」をご紹介しています

投稿者 おはぎとミント様(女性 50代)

【高い割には使えない】

私には高齢の母がいます 最近めっきり耳が遠くなり、一方通行というか、電話での会話もなかなか成り立たなくなってきました 本人にとっては「耳が遠い」という自覚はありません

「補聴器なんかいらない」「そんな高いのなんて私はいらないよ」と言います しかし会話が成り立たないと、話しかける方もストレスなんです


ところが最近「デイサービス」など、施設を利用したりする機会が多くなり、同時に補聴器の必要性を感じるようになりました どうせ装着するなら、ちゃんとした補聴器を付けてもらいたい 母親が見た目を気にすることも察して、「耳穴式で目立たないもの」を探してみることにしました


しかし今の世の中どれも充電式と思いきや、しっかり電池式の補聴器ばかりで販売店から勧められた補聴器も電池式がほとんどでした 結局、販売店で「50万くらいの肌色で目立たない電池式タイプの耳穴式」を、子供で出し合って母へプレゼントしてあげました


ところがです このことがきっかけとなり、親の認知症の発症に気づくことになりました 装着し始めた頃は良かったのですが、しばらくしてから電池がないと頻繁に連絡が入るようになったのです こちらも頻繁に電池を買っては送ってあげていました(電池代も結構しますから)が、ふと「そんなに早く電池がなくなるのか?」と疑問に思い、実家に帰って確認することにしました


すると、家の中に小さな電池があちこち落ちているではありませんか 親に聞いてみると「あんな小さいの探しても見つからないよ」と逆に怒られる始末 それからしばらくして今度は「片耳を失くした」と連絡がありました「マスクを外した時にどこかへ飛んでいってしまった」と言うのです 仕方がないので片耳のみを再度購入する事になり、紛失しては再購入すること数回 結局とても高額な出費となってしまいました 良かれと思って購入したことでこんなに高くつくとは正直思わなかったです


皆さんに声を大にして言いたいです 購入を考えるなら少しでも親がしっかりしているうちに買わないと、買ってからのメンテナンスが難しくなります 本人ができないことが多くなるからです 特にうちの親には、細かい電池交換は向いていませんでした ましてや一人暮らしであれば尚更です

まず高齢者は細かい作業が苦手になります そこに認知症が出始めると、集中力がなくなります すると、電池を落としても、探しているうちに探していたことも忘れてしまうのですそして電池が切れていてもそれに気づかないまま装着していたり、失くしたりすると勿体ないと思ったりで、いつの間にか装着しなくなっていくのです


同居されている家族がいるお宅は、注意して見てあげることもできるでしょう しかし一人暮らしの場合は「新しい家電製品を買ってあげても操作できない」ことと同じであると思った方が良いです

それでも、施設を利用する時に必要だろうと思ったので、スタッフの方に補聴器のことをお願いしてみたのですが、「高額な補聴器はご遠慮下さい」とあっさり断られてしまいました 紛失や故障の他、予想できない電池切れの交換など、お風呂に入れたりリハビリしたり忙しいスタッフの方々にとって、失くされたら大変だと言うことなのでしょう


さてどうするべきか?母はかろうじてシニア携帯を使っていて、寝る前に充電する事に慣れていました だったら紛失してもダメージの少ない、「安価な充電式 耳掛け式の集音機」を購入してみようかと思い早速購入することにしたのです

施設のスタッフの方には、お風呂に入る前に「電源を切る」とか「髪を乾かした後に電源を入れて装着」など、最低限で良いのでフォローして頂けるようお願いが出来ました(これで一安心です)集音器は値段が安いので、念のため予備も購入

集音器は確かに補聴器よりは性能は低いと思われます ノイズがどうとか、クリアに聞こえるとか・・・言い出すと厳しいです ですが、最終的に聴こえないよりはましだと思ったのが正直な感想です


今回の事での反省点ですが 補聴器を購入するタイミングが遅すぎました(もっと早く購入すべきでした)補聴器が問題なく使えるのは、元気なシニアから痴呆が発症していない高齢者までだと思いました


皆さんの親も耳が遠くなってきていませんか?会話ができないと疲れますよね 大声を出し続けて会話する方も、結構体力が消耗して疲れが倍増します 正直、朝一番から大声で会話したくないですよ(相手が聞こえるまで何回も同じことを話すことってほんと疲れますから)


最近はコロナの影響で施設内でも、スタッフの方がタブレットを使用して、「タブレット面会」など実践されています しかし耳の遠い本人にとっては、「機械を通しての音は特に聴こえづらい」と言います

ドアの向こうに母がいて、姿は見えているのですが、タブレットで会話しようにもほとんど「何言ってるのか?通じていない」で会話になりませんでした(笑)結局、スタッフの方の通訳が必須となります


あれから1年経過 最近は充電式のタイプがチラホラ出てきているようですが、まだまだ高額なものばかりです 必ずしも高額な物が使い易いとは言えない 購入してから色々と気づかされたことが多かったですし、経済的にも負担は大きかったので今回のことはとても勉強になりました

皆さんも自分の身の回りの事を問題なくできていて、耳が遠いと思ってからできるだけ早い段階で(少しでも若いうちに)購入を考えられた方が良いです

痴呆症と背中合わせの高齢になってからでの購入は、色々な意味でリスクも大きいですし、自分で管理できない分まわりが大変になると思いました


親からの一言「聞こえるよ!もうそんな高いのはいらんて!聞こえればいいんだから」結局 何のために高い補聴器を購入したのか・・・笑

おはぎとミント様
この度はおいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)にご投稿頂き有難うございました
ご両親の為に補聴器を購入されたとは素晴らしい!私の母も耳が遠かったのでお気持ちがとても理解できます きっとプレゼントしたままだと親は何も使わないですし、使えないですから
しかし「家電の購入と同じ」とは笑えました(ほんと同感です)性能の高い補聴器ほど高額ですし、ずっと使い続けられるかどうか?はご本人の健康状態にも左右されるでしょう いかに習慣づけることが大事であるかだと言えると思います

メガネや入れ歯と同様に自分に絶対必要なものであると認識できれば、購入も成功だと言えるでしょうが、そこに認知症が入ると話は違ってきます(自分で管理ができなくなくなりますから)
私の母も電源が入っていないのに装着していたことがありました(ただの耳栓状態です)もっと聴こえづらいはずなのに本人は全く気づいていなかったです

同じことを何回も聞こえるまで大声で話すと言うことは、話す側にも大きな負担になりますね そしてだんだん疲れてくると、「もういい」となってしまい、自然と会話がなくなっていくのです(し〜ん)
しかし補聴器を失くされても再度購入してあげたなんて・・・何て優しい・・私なら失くしても片耳で我慢してもらうかも〜(笑)
案内人 Fandeena

この度はおいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)体験者募集に投稿頂きありがとうございました 記事の内容は、投稿されたご本人の了解を得て掲載しています おいらく -老いを楽しむ(後悔のない生前整理)は、「いったいよそのお宅はどうしているんだろう?」の疑問から生まれました 皆さんから寄せられた貴重な体験談は、おいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)を通して、訪れた方々への励ましやアドバイスに繋がることを願っています