このコーナーは、皆さんから頂いた「おいらく体験」をご紹介しています
投稿者 青い洗濯ばさみ様(男性 60代)
【入院中に消えた万札は何処へ?】
認知症の父が介護施設で転倒し病院に入院しました
父は普段からお金に執着がある人で財布の中には常に5万円以上入れていないと安心できない人でした 入院中は暇なことも手伝って、一日に何度もベッドの上で財布の中の1万円札を1枚…2枚…3枚…と数えて満足そうにしています
入院したときには財布の中に8万円ものお金が入っていました 入院中に売店で雑誌や食べ物を買うわけでもなく、父にとって入院中に必要なお金といえばテレビカードのみ せいぜい数千円持っていれば事足ります
父は現金を手元に置いておかないと気が済まない性分で私が「入院中は財布を預かるよ」と言っても頑として聞き入れてくれません
入院中に検査や入浴でベッドを離れる際引き出しの中の金庫に財布を入れ鍵を持って出ていけば大丈夫なのですが父は部屋を離れるとき枕の下に財布を隠して? 部屋を出て行きます
他人が自由に出入りできてしまう病院、しかも4人部屋で財布は大丈夫か!?とハラハラしていました 父が入院して数日が経ったある日、昨日まで財布の中に8枚あった1万円札が4枚に減っていました
たった1日でどうやって4万円使ったの?誰かに盗まれた? でも盗むなら財布ごと持って行くよな?父に問いただしても「わからん」「知らん」「覚えてない」…それどころか財布の中身が5万円を切って4万円になってしまったのでもう5万円下ろしてこい!と言われる始末
翌日、いつものように病院へ行くと一人の看護師さんに呼び止められ私の前に1枚の1万円札を差し出しました 聞くと父から「これ小遣いや、取っとけ」と言って手渡されたそうです
最初看護師さんは「受け取れません」と断ったけど何度断っても父は引っ込めてくれず、その場を納めるため渋々受け取り、息子さん(私)経由でお返しすることに…と経緯を教えてくれました
父の性格からすると一度出したものを引っ込めるような性格ではなく納得させられる経緯でした きっと看護師さんにお小遣いを上げることで「良い気分になっていたのか・・・」認知症になっても父の「ええかっこしい」性格は健在だったようです
さて、消えた4万円の内1万円が戻ってきました 残りの3万円の行方がわかりません 今回の経緯を察するに、父のことですから4人の看護師の方に1万円ずつ配ったのでしょう
結局最後まで残りの3万円の行方はわからずじまいだったのですが入院中は必要以上にお金を持たないようにした方がよいという勉強をさせて頂きました
青い洗濯ばさみ様
この度はおいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)体験者募集にご投稿頂き有難うございました
お父様は認知症であってもご自身のプライドは失っていない「ええかっこしい性格」笑えます
看護師にお小遣いをあげるなんて今の時代あり得ないことですが、昭和を生き抜いてきたお父様にとって、若い時のままええかっこしい性格は変わっていないということなのでしょう
きっとお父様は昔で言う「クラブ」や「スナック」でモテ男だったのでしょうね(何だか憎めないですね)
亡くなった私の父も同じで、入院中に看護師の世話になりたくないと言って入浴を拒否したことが何回かありました
母に着替えを取りに帰らせた時に、やたら身だしなみに気を遣っては新しいシャツやパジャマなどを持って来るように言ったり、病院の方々にジュースやお菓子の詰め合わせを母に買ってこさせて皆さんに配ろうとしたり、おじいちゃんになってもプライドだけは最後まであったことを思い出しました
青い洗濯ばさみ様の投稿を読んでいて、確かに入院中は大金を持つことは厳禁ですが、何だか「お小遣い」をもらったと思われる方がちょっと羨ましいような・・・笑
もしかしたら返すに返せなかったかもしれませんね お話を読んでいてお父様の光景が浮かんできてしまい、ちょっと笑ってしまいました
亡くなった私の父もそう言えば「ええかっこしい性格」だったなあ〜と思い出して懐かしい気持ちになりました
青い洗濯ばさみ様 おいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)へ又是非お立ち寄り下さいね お忙しい中ご投稿を有難うございました
案内人 Fandeena
この度はおいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)体験者募集に投稿頂きありがとうございました 記事の内容は、投稿されたご本人の了解を得て掲載しています おいらく -老いを楽しむ(後悔のない生前整理)は、「いったいよそのお宅はどうしているんだろう?」の疑問から生まれました 皆さんから寄せられた貴重な体験談は、おいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)を通して、訪れた方々への励ましやアドバイスに繋がることを願っています

