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おいらく取材シリーズ「私へのメッセージ」No1

このシリーズは、年齢男女問わず同じ質問に対してご回答頂いた内容を掲載しています

氏名 TSさん 70代 男性

1「お住まいについてお聞かせください
同居されていますか? 一人暮らしですか?

一人暮らしです 23年前49歳の時に妻を亡くしました 妻は47歳 大腸がんでした 現在は賃貸団地に住んでいます

2「生前整理について
自分の将来、万が一に備えていること 考えていること」

万が一に備えて子供達が住む県に引っ越す際に、自宅を全て売却処分しました

一戸建てでしたが、処分するのに大変苦労しました

自宅からは最低限の自分の物だけを持っていきました

脳卒中で手足は不自由でしたが、2年くらいかけて少しずつ片付けて家を処分しました

3「老後」「将来」について自分なりに思うこと」

80までは何とか今の生活を維持しながら一人で生活できたらと思っています(その後どうするのか?)

正直言って特養などの施設に入りたくないのが本音です(やっぱり在宅のままが良いですね)

ただ、今問題に直面していまして、現在住んでいる団地が8年後に取り壊される予定なのです

ちょうど私が80歳になった時と重なるのですよ

できれば息子か娘が一緒に住んでくれると助かるとは思っているのですが・・・・

それから私は20年間 市役所の情報管理課に勤務し、3年間介護に携わる仕事もしていました

今自分がデイケアや施設を利用する立場になって思うこと・・・それは

介護職員の給料は令和になっても上がっていない

職員の質にムラがある

職員の方々のコミュニケーションの差は大きい

と感じています

利用者全員が認知症とは限りません

逆に職員よりも利用者側の方がコミュニケーション力が高かったりするのですよ

これは非常にまずいと思っています

職員は給料をもらって介護の仕事をするのです

給料がもう少し高いと良いですね そうなると職員の質も上がると思っています

その他に備えていること

自宅に警備保障の緊急連絡装置を設置しています(ボタンを押すと救急車を呼べるタイプです)

万が一ボタンを押して自分が答えることができなかった場合でも、救急車を手配してくれます

緊急連絡先は長女にしています

4「自分流節約術」 反対にこんな時はお金を使いますなど・・・
(年金受給者の方は年金対策をお聞かせ下さい)

私は年金受給者ですが基本的に節約はしていません 1日の消費はほとんどが食べ物に使っています

朝はパンと野菜と牛乳 昼は麺類など 夜は昼の残りや740円の弁当など

毎日2千円くらい使っていて、月6万円の食費➕酒代で生活しています

月に21万くらいの年金ですが、足りないことも多いので貯蓄から切り崩しています(家賃は59000円です)

衣類と日用品は基本ネットで購入しています

5「小さな楽しみ 好きなこと 没頭できること 自分流健康対策など・・・

私は囲碁が趣味です パソコンで良くやりますがとても楽しいですよ

一日三時間くらい没頭しています(初段くらいの強さです)これはボケ防止ですね

その他に出かける事も好きなので、カフェに行ったり、仲間と飲みに行ったり人と接することが大好きです

後は、病院と足の装具の調整のために定期的に外出もしますし、杖を使いながらバスにも乗って移動します

デイケアへは週に2回通いリハビリを行っています

1週間のうち3日から4日は外出することで、生活にメリハリをつけて過ごしています

6「施設入居についてこんな施設に入居したい(入居させたい) 入居したくない(させたくない)・・・

将来はなるべく在宅介護で過ごしたいので、施設入所は今のところ考えていません

特に特別養護老人ホームには入りたくないです(自由がなく閉鎖的で制限が多いイメージがあるので・・・)

7「葬儀 埋葬の希望」「遺影写真について」
準備している 用意していない 自分の考えを伝えている
(聞いている)など
・・・

葬儀や埋葬の希望は特にありません

たまに娘や息子に会った時に、軽く話をしたことがあっても、あまり深く話したことはないです

これから考えたいなあとは思います

写真は準備していません

これから気に入った写真があれば、それを候補にしようかと思っています

8「最期を迎える時一つだけ持って行って良いと言われたら、貴方は何を持って行きたいですか?
そして最後に何を食べたいですか?」

お酒を持ってきたいです(笑)

ビール何本か持っていきたいですね(冷えたやつ)

魚が食べたいですね(刺身です)

9「ペットはいますか?
もし貴方がペットより先に亡くなった場合、ペットに対する対策を考えていますか?
該当しない場合「なし」と記入)

なし

10「もし期間限定で、1度だけ過去の自分に戻れるとしたら、何歳に戻りたいですか?
そして昔の自分に会ったら、何を言ってあげたいですか?

妻が生きている時代に戻りたいです

そして長女が生まれた時の26歳くらいに戻りたいですね

そして「お前は元気に生まれてきたんだぞ・・・」と長女に言ってやりたいです

11「今日まで一生懸命生きてきた私」「現在の私へ」メッセージをどうぞ!

脳卒中になって17 年

身体が不自由な状態になり、妻も亡くなって今日まで、私は一生懸命一人で生きてきました

足には装具をつけていますが、バスにもちゃんと乗れますし、失語症も随分回復して仲間との会話も問題なくできている自分は何てラッキーだろうと感じています

1日の終わりに風呂に入ってビールを飲む・・・うまい

自分一人で生活ができていること

足が痛い時もあるけれど、自分が「今日はこれをやると決めたら、ちゃんとやれていること」が一番の幸せです

「20代 30代の私へ」

船乗りになるために国立大学を出ました

海の上で働きたいと思い、4年間半船で働きました

(しかし当時は不況で生計を立てることが難しかった)そこで公務員として転職した時期でもありました

「40代の私へ」

10年間 残業200時間 頑張りました(今で言うブラックですね)日曜日だけ休んでいましたが、今思うと働きすぎでした

今の時代なら訴えられますね そのツケが50代にきたのかもしれないですね

「80代90代の私へ」

何とか頑張れよ・・・と言いたいです

できれば娘や息子のどちらかと一緒に住めたら良いなと思っています

12 なたにとって「おいらく」とは
「老いの楽しみ方」「生前整理に対するアドバイス」「私なりの生き方」・・・
読者の皆さんへアドバイスをお願いします

週に2回 40分 ヘルパーさんが掃除に来てくれています

風呂トイレ水回りの掃除が中心ですが、自分も掃除はできるだけやっています

一人で生活するには今のところ困っていませんが、だんだん歳をとって、できていたことが出来なくなっていく不安もあります

どこまでやれるか?

衰えていく自分にどこでケジメをつけるべきか・・・考えます

ここまでなら一人でできるが、これ以上は・・・と思う

そんな「老いの見極め方」が非常に大事であると言いたいです

一戸建ての家を売って、娘の近くに引っ越したのも、老いを見極める決断でした


TS様
おいらく取材シリーズ 「私へのメッセージ」の取材に快く応じて頂き有難うございました

TSさんのメッセージを読みながら、根性と忍耐力そして決断力の凄さを感じました

病気になっても諦めない精神力に頭が下がります

長年住んできた奥様との思い出の家を処分されたのですね

長年の思い出もあるでしょうし、病気を抱えての引っ越しは相当大変だったことでしょう

私も実家を所有しています(実家をなくす 処分する勇気は大きいです)

衰えていく自分にどこでケジメをつけるべきか・・TSさんの言う(老いの見極め方)これはシニア世代全ての方々に言える言葉だと思います

「子供達に迷惑をかけたくない」と皆さん口々に良く言われます

しかし最後まで誰にも迷惑をかけないまま生活し続けることは難しいです

いつか必ず子供や家族からの何らかのサポートや、民間の手助けが必要になることを予想しておく必要がある

TSさんは自分の将来のことを考えて、早い段階で生前整理を決断されたと言えるでしょう

最期にビールを持って行きたい(冷えたやつ!)これは素晴らしい!

どうせなら発泡酒ではなく「キンキンに冷えたスーパードライ」が良いですね

当然 刺身は盛り合わせでワサビ付きですね(笑)

TSさんどうかお元気でいて下さいね 時間を割いて取材に協力頂き有難うございました

案内人 fandeena


読者の皆様へ

「おいらく取材シリーズ 「私へのメッセージ」 」は、年齢問わずご自身の経験や将来について語って頂いた内容を、シリーズ化してご紹介しています「今日まで一生懸命生きてきた私」「これからの自分へのメッセージ」など、fandeenaがご本人に取材させて頂いた内容をまとめて掲載しています

人生経験豊富な年代の方から若い世代まで、それぞれの考え方や経験を聞くことはとても貴重であり、これからどう生きるべきかを学ぶ参考書になり得ると思っています

取材に快く協力して下さった方々に深く感謝すると共に、この場をかりて厚くお礼を申し上げます 尚、取材した内容の最終確認 及び「氏名」「社名」「写真」などの公表に関してまして、全てご本人の了解を得た上で掲載しています

おいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)案内人 fandeena