Instagram

【最期の瞬間】体験投稿

このコーナーは、皆さんから頂いた「おいらく体験」をご紹介しています

投稿者 真っ白いかすみ草様(女性 80代)

【最期の瞬間】

Fandeenaさんこんにちは「おいらく」読者として毎回楽しみに読ませて頂いています 私はもうすぐ83歳になりますが、他の方の体験投稿を読んでいくうちに、自分自身も投稿をしてみたくなりました 自分の想いを「おいらく」で話すことで、ここに訪れている皆さんの何らかの参考になればと思います

その1 「その時誰もいなかった悲痛な思い」

1973年(昭和48年10月2日)小学6年生と3年生の二入の子供の秋の運動会の日、澄み切った青空の早朝の別れでした 主人は昭和8年6月生まれ、生きていれば今年87歳とても穏やかな人でした 結婚13年目で体調をこわし、手術をするも術後の経過が悪くなり、10月2日午前6時30分 39歳 静かな顔での死でした


その亡くなるほんの10分前に度々あったことですが、主人は痰をつまらせて苦しそうにしていました私はすぐにナースコールをしましたが誰も応答なし 待っていられず3階の病室から駆け下りて、知らせに行こうとナースセンターへ向かったのですがやっぱり誰もいなかった


玄関を見れば救急車が・・・忙しそうなスタッフの方々・・私は胸が詰まる思いで主人の様子を看護婦さんに伝えました それから急いで階段を駆け上がり、主人の病室へと急ぎました

時が止まったかのような静けさの中で、主人は苦しそうな様子もなく、少しゆがんだほんのり白い顔で、じっと上だけをみていた 私は急いで駆け寄ったけれど・・・反応がなくもう息がなかった・・・

当時35歳だった私「起きて」「目を開けて」と叫びました 毎日病院に来ていたのに、そばに居たのに、どうして最期の瞬間に側にいてあげることができなかったのか まさか夫が亡くなるなんて・・・せめて子供達に会わせてあげたかった

一瞬その場を離れてしまったことの後悔が今でも悲しい辛い記憶となって、私の心の中に残り続けています

その2「2度目の後悔」

平成18年8月10日猛暑の朝、94歳の義母は亡くなりました 義母は気丈な性格で頭が良く、おしゃれが大好きだった義母 心臓が弱いからと義父と人生最後の海外旅行18日間の旅に行くと言い、行きたかったスイスの名山に登れなかった事を悔やんだりするほど、行動力のある社交的な人でした

90歳近くで体調が悪くなり、流動食の病院生活が続いていた頃、良くベッドで嫁の私に言っていた言葉 肉食でグルメだった義母は、可愛らしい顔で「ニクニク」とせがんだ顔が忘れられません

10日の朝急に容態が悪くなり、親族や遠方の娘さんに連絡する為、病院の中で何回も電話に走り必死で危篤である事を伝えるのが精一杯だった

病室に戻った時、すでに義母は亡くなっていました 主人を早くに亡くして、働き詰めだった私ですが、どんなに忙しくとも毎日病院に様子を見に通っていた日々 またしても義母が亡くなるときに、その場に居なかった自分が悔やまれてなりません


大切な人との別れは、予期せぬ時に突然やってきます 主人が亡くなる瞬間に「手をしっかり握り締めてあげたかった」そして「言葉をかけてあげたかった」沢山話したいことがあったのに、子供達にも会わせてあげたかった・・・今でも後悔の念で一杯です


大切な人を看取るということ

居てあげたい時に居られなかったことを後悔しないためにも、生きているうちに大切な人へ、自分の想いを伝えて下さい 亡くなってしまったら、もう何も伝えることができないです

どうか皆さん大切な人との時間を大事にしてほしい 生きているうちに、大事な人との思い出を沢山作って下さい 誰にでも訪れる旅立ちの瞬間 後悔のないように生きてほしいと願っています

まっ白いかすみ草様
80代の方に対して、未熟である私がコメントを書くことは失礼だと思いますが、正直に読んだ気持ちを書かせて頂きます

私の母も80代ですので、同じ年代の方のお話を聞ける事がどれだけ貴重なことなのか、そして「おいらく」にご投稿を頂いたことに心から感謝しなければと思いました 文面を読んで、ご主人を早くに亡くされて大変な苦労をなさった方だとお察しします そしてご主人のご両親まで看取るという経験をなさったんですね

私も10年前に父を亡くした時を思い出しました 言いたかった、相談したかったこと、沢山ありました 大切な人の最期の瞬間に側にいられたら・・・きっと誰もがそう願っているのだと思います 私の母も父の入院先に毎日行っていながら、亡くなる瞬間に側にいることができなかった

そう「亡くなる瞬間の時」を誰も予測できない できないからこそ今を精一杯生きる、言いたいことは生きているうちに伝えておくべきだと思いました 私もこれからの人生後悔のないように生前整理をしたいと思っています
案内人 Fandeena

この度はおいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)体験者募集に投稿頂きありがとうございました 記事の内容は、投稿されたご本人の了解を得て掲載しています おいらく -老いを楽しむ(後悔のない生前整理)は、「いったいよそのお宅はどうしているんだろう?」の疑問から生まれました 皆さんから寄せられた貴重な体験談は、おいらく-老いを楽しむ(後悔のない生前整理)を通して、訪れた方々への励ましやアドバイスに繋がることを願っています