Instagram

離婚の損得勘定(1)

離婚の損得勘定(1)

長年つれ添った夫、妻であっても、人生の最後は夫婦ではない自由な関係でありたい そんな考え方をもつ人(前向きな卒婚を望む人)が増えてきているようです

もちろん仲睦まじく、ずっと一緒に暮らしていく夫婦が多くいてほしいです でも自身の人生の最後に卒婚して、自分に正直に自由に生きてみたいと思うのも自然かもしれません


ここで考えられる選択肢は二つ

  • 離婚すべきか?
  • 籍を抜かずに卒婚を話し合うか?

そこで、熟年離婚にあたって考えるべきお金の話をしたいと思います とても現実的な話ですが、一人で生きて行く決断をするには、経済的な問題は避けて通れません

■収入

卒婚によって離れて暮らすことになった場合、まず考えなければならないのは収入です(これ一番大事)専業主婦(夫)だった場合、これまでは配偶者の収入からやりくりしながら暮らしていたはずです 収入が年金しかない場合、老齢基礎年金や厚生年金が収入になるでしょう


では卒婚する場合、収入をどう確保したらよいのでしょう

離婚という形を選択する場合、財産分与や年金分割によって収入を確保します 財産分与の場合、資産が現預金など物理的に分けやすいものであれば問題ないのですが、家など不動産の場合は、売却して換金しなければ分割できません 不動産の売却にあたって税金、諸費用が発生することから、思ったような金額にならないことが考えられます また期待していた価格で売れなければ、分与から得られる収入は下がります


年金分割については、難しい話はやめて、基本的なところだけで考えてみましょう

老齢基礎年金は、20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料を納めた方は、65歳から満額の老齢基礎年金が支給されます 平成31年4月分からの満額の年金額は780,100円/年となっています(未納・免除期間があった場合、満額支給されません) この部分については、離婚時の年金分割とは関係ありません

年金分割の対象になるのは厚生年金だけとなるので、注意が必要です


離婚するタイミングにもよるのですが、この収入部分をきちんと考えずに離婚してしまうと、老後の人生設計が大きく変わり、思い描いた人生とは違ったものになるかもしれません

収入の見込みが立たない場合、離婚は慎重に進めないといけません


離婚すべきか?卒婚を考えるか? 特に50代以上の離婚に関しては、とてもリスクが高まると言えます だからでしょうか 最近私の周りでは「離婚はせずとも卒婚して離れて暮らしたい」とつぶやく中高年の男女が多いです

離婚の損得勘定(2)